プログラミング言語(含:データベース定義言語、設計ツールのUI)が大きく発展し、その影響を受けてソフトウェアの設計方法も様変わりしました。プログラミング言語が進化すれば、ソフトウェア設計方法も変えて行かなければならないからです。
例えば、詳細設計書について言えば、アセンブリ言語の時代には、ソースコードを読んでも何を意味するのか読み取るのはかなり困難だったため、分り易い表現手段としてフローチャートを用いていました。しかし、プログラミング言語が高水準化し、プログラムのモジュール構造、データ構造、アルゴリズムなどを、フローチャートなしに読み取ることができるようになると、詳細設計書で厳密なフローチャートを書く必要がなくなり、もう少し大づかみの表現で間に合うようになってきました。現在では、JAVAやCなどのプログラミング言語に対応するエディターが整備されていますので、詳細設計書そのものも不要となりつつあります。詳細設計書をソースコードの一部に含めることが可能となったのです。