Archives for : プロジェクト管理

硬直化した労働市場を見直せ

今年の年頭の挨拶で、

昨年の年頭の挨拶で「・・・ソフトウェアシステムの開発に関わる技術者が従来のような劣悪な条件下に置かれていることは日本社会の発展を阻害することになり、・・・」と述べ、地方都市の一部でこのような状況改善の方策を模索すると書きました。しかし、この問題は日本の雇用慣行に根差していることに気づきました。終身雇用を前提とした雇用慣行に縛られた、硬直化した労働市場の下では必然的に多重下請け構造が生じるのです。この問題の解決には日本の人々の意識改革が必要となります。

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様変わりするIT利用

あけましておめでとうございます。

昨年の年頭の挨拶で「・・・ソフトウェアシステムの開発に関わる技術者が従来のような劣悪な条件下に置かれていることは日本社会の発展を阻害することになり、・・・」と述べ、地方都市の一部でこのような状況改善の方策を模索すると書きました。しかし、この問題は日本の雇用慣行に根差していることに気づきました。終身雇用を前提とした雇用慣行に縛られた、硬直化した労働市場の下では必然的に多重下請け構造が生じるのです。この問題の解決には日本の人々の意識改革が必要となります。

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日本のソフトウェア産業のゆくえ

日本のソフトウェア産業はどこへ向かうのだろうか。売り上げ規模が世界一になったことはありませんが、昭和40年代、50年代は米国に次ぐ規模がありました。汎用機の時代はIBMという巨人の背中を見てごまめの歯ぎしりをしながらついて行きました。しかし、平成になると、ネオダマ(ネットワーク、オープン、ダウンサイズ、マルチメディア)が普及し、それまで数億円したシステムが数千万円になり、さらに数百万円になってきました。このようにコンピュータシステムから生み出される価値の価格はものすごい勢いで下落しました。現在はクラウドコンピューティングの普及過程にあり、同じ価値を年間数万円から数十万円以下で利用できるようになると思われます。

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社会とソフトウェア

現在の日本は様々な問題を抱えていながら少しも改善の方向に向かっていないように多くの皆さんは感じていることででしょう。どうしてこうなってしまったのか。振り返って見るといろいろなことが考えられます。冷戦が終わり、日米欧で独占していた市場経済の中に東欧や中国をはじめとする新興国が参加し、日米欧を中心としていた経済の均衡が崩れ、もっと大規模な製品・サービス・労働市場の世界へと変化しはじめ、日本の存在感が低下し、どう対処して良いか分からない状態にあると見ることができます。

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帳票サンプル

ソフトウェア開発プロジェクトで用いる帳票のサンプルを紹介します。

ここで紹介する帳票は学習ツール開発プロジェクトを想定しています。しかし、様々なプロジェクトで応用できるはずです。参考になれば幸いです。

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