アプリケーション・プログラムはスマホやパソコン、サーバ、コンピュータ内蔵の装置などで動作するように作られますが、典型的なアプリケーションはWebアプリケーションではないでしょうか。

Webアプリケーションは、一般に、プレゼンテーション層、アプリケーション層、データ層の３つの層からなります。

プレゼンテーション層はディスプレイを通して、人とアプリケーションのインターフェースを司どります。アプリケーション層はアプリケーションのロジックを司どります。データ層はアプリケーションが使用するデータの管理を司どります。

物理的な装置に当てはめてみると、プレゼンテーション層はWebブラウザとWebサーバで実現し、アプリケーション層はAPサーバで実現し、データ層はDBサーバで実現します（次図参照）。

プレゼンテーション層は、ディスプレイを通して、人とアプリケーションのインターフェースを司どりますが、ここでは、次の３つの言語：HTML、CSS、JavaScriptを用います。

Webページの書式はHTMLとCSSで決め（HTMLは論理的な書式、CSSは物理的な書式）、JavaScriptはWebページに動きを与えます。これらの言語はWebブラウザ内のインタープリタ機能で実現しています。

アプリケーション層はアプリケーションのロジックを司りますが、用いるプログラミング言語は、Java、Ruby、PHP、Pythonなどが多いようです。

データ層は、アプリケーションが用いるデータベースの管理を司りますが、用いる言語は主としてSQLです。

このように、1つのWebアプリケーションをつくるために、プラットフォームとしてスマホ、パソコン、サーバなどを使用し、言語はプログラミング言語（Java、Ruby、PHP、Pythonなど）だけなく、HTML、CSS、JavaScriptなどを使用します。

これは煩雑なプログラミング作業を伴います。しかし、プログラミングを容易にするためのツールが多数用意されていますので、そうしたツールを活用するのが一般的です。