Djangoを使ってみた

Pythonはモジュールを取込んで(importして)、言語機能を拡張することができます。Djangoは、そうした拡張機能の一つで、体系化された形で提供されています。

Djangoは典型的な三層構造(ユーザインターフェース、ロジック、データベース)をしており、ユーザインターフェースはWeb(HTML、CSS)、ロジックはPythonのクラスや関数、データベースはMySQLやPostgreSQLなどのSQLを使用しています。

私は、植物観察が好きで、近くの山や野原を訪ね、たくさんの写真を撮ってきました。植物たちのきれいな花や姿を撮るだけでなく、植物の生態を知るために、写真と関連情報をデータベースに収め、後から検索できるようにしたいと考えました。

せっかく作るのだからWebアプリとしてまとめ、先々その一部をネットで公開することも視野に入れています。

Webアプリの名前は「植物観察ノート」としました。
紹介資料も作りました。
植物観察ノートの紹介

最初に作成した設計書は次のようなものです。
Webアプリ植物観察ノート 設計書(当初版)

この段階で、まだDjangoを使うことを決めていませんでしたが、検討の結果、なるべく手間をかけずにWebアプリとして仕立てるにはDjangoが最も相応しいと判断しました。

最終的な設計書は次の通りです。ただし、全体の構成が分かるレベルに留めコードの詳細は省略しました。
Webアプリ植物観察ノート 設計概要

Djangoを使って見て、自分がやりたいことを素直に表現できるという印象を持ちました。つまり、ブレークダウンを殆ど行わずに設計できるということです。

「Webアプリ植物観察ノート 設計概要」は、Djangoの理解、設計書の作り方、などを学習するのに役立つものと期待しています。