プログラミング学習で最も大切なことは、目的の要件をプログラミング言語による表現にまで落とし込むプロセスを学ぶことです。
目的のプログラムを作成するために、「大きなプログラムのプログラミング」で述べたwhatとhowをブレークダウンし、ドキュメントとしてまとめる必要があります。このドキュメントには、利用者が直接利用する画面・帳票・操作・動作(これを外部仕様という)、プログラム全体のモジュール構造/モジュール間の関係、内部で利用するデータベース、処理概要などを書きます。このドキュメントは、設計仕様と呼ばれています。ブレークダウンは設計仕様のレベルで行ないます。ブレークダウンがプログラミング言語レベルに到達したとき設計作業は完了です。
設計仕様を書き終えたら、誤りがないかレビューを行います。
レビューの結果、問題がなければ、プログラミング言語を使用してプログラムを作成します。この作業をコード化と言います。
プログラミングはこのように設計仕様を作成し、その後その設計仕様に従ってコード化するというプロセスを踏むことが大切です。
プログラムはその後コンピュータ上でテストし、正しく動作することを確認し、利用することになります。
プログラムの作成プロセスには、いくつかの方法がありますが、この件に関しては改めて紹介します。