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 FNSの3つの基本方針:“現場主義”、“業務ポータルサイト”、“エージェント(代理人)プログラム”に従い、FNSは次の各機能を用意しています。
(1)Webブラウザで操作

 FNSのグループのメンバ(作成者、管理者、運用者、利用者)はそれぞれのパソコン上のWeb画面を通して、グループ作成から運用までのすべての操作を行います。

(2)グループおよび利用者管理

 FNSには“作成者グループ”と呼ぶ既定のグループがあり、複数の作成者が存在できます。作成者は新しいグループをいくらでも作成することが許されています。FNSのグループは次の要素から構成されています。

   

   
 FNSのグループには次の特徴があります。
 
(@) 一人の作成者が複数グループを作成できます。
(A) 複数グループに同じメンバが所属できます。
(B) 人に代わってエージェントプログラムをメンバにすることができます。
(C) 管理者はグループの情報資源をコントロールできます。
(D) グループ内通信手段としてWebページと電子フォーム、掲示板、情報プール型掲示板、メンバ固有の情報をメンバ全員で参照できる受付箱、メンバ毎に情報を配信する提示箱などが利用できます。
(E) 拡張機能を使用した業務アプリケーションの共有により、グループ間で情報交換ができます。

 以上のグループ管理方式を複合グループ管理方式と呼んでいます。

(3)資源管理

 グループの管理者はグループの利用者、Webページ、電子フォーム、掲示板、プール型掲示板、受付箱、提示箱の登録、変更、削除ができます。Webページには各種機能へのリンクを張ることにより、業務アプリケーションのフロントページとして利用できます。

(4)通信メカニズム

 グループ内通信とグループ間通信があります。

 (a)グループ内通信

Webページ、電子フォーム、掲示板、情報プール型掲示板、受付箱、提示箱を用意しています。

Webページ 管理者が登録したWebページをグループ内のすべてのメンバが参照。
電子フォーム PDF形式、HTML形式の電子フォームを使用して、次の形態の通信を行います。

1対多 多対多 任意

  運用者 or A端利用者
  利用者 or B端利用者

掲示板 メンバ全員が参加できる議論向けの掲示板。
情報プール型掲示板 ファイルの蓄積、更新ができる掲示板。
受付箱 メンバ固有の情報をメンバ全員で参照。
提示箱 メンバ毎に固有の情報を配信。

 (b)グループ間通信

 拡張機能を使用した業務アプリケーションの共有により、グループ間で情報交換ができます(上記(2)(E)参照)。

(5)セキュリティ

 FNSは次の2つの手段でセキュリティを維持しています。

 (a)SSL

 FNSとWebブラウザの間で交換されるデータ(含む:ログイン時のグループ名、利用者ID、パスワード)はすべて暗号化されます。

 (b)ユーザ認証

 FNS内のユーザデータは、グループ名、利用者ID、パスワードでアクセス制御されます。

(注) 当然ながらセキュリティは上記の二つの手段だけで守れるものではありません。ファイヤーウオール、ウィルス対策、ポート制限、OSやWebサーバのセキュリティホール等の対策を講じておく必要があります。