業務は通常、人が行いますが、業務内容によっては人に代わってプログラムに行わせる方が都合の良い場合があります。FNSは、グループに登録される利用者を“人”に限定せず、“エージェント(代理人)プログラム”が管理者や利用者になることを許しています。エージェントプログラムはFNSシステムと他の業務アプリケーションを連携させるのに役立ちます。
エージェントプログラムはJavaプログラムとして作成します。FNSはエージェントプログラムを作成するために必要な各種通信機能をエージェントプログラムJavaパッケージとして用意しています。
エージェントプログラムは、異なる業務アプリケーション間で情報交換をするために使用できます。エージェントプログラムを利用してXMLファイルを送受信することもできます。
また、業務アプリケーションが持っているデータベースの内容を常時監視して、ある閾値(しきいち)を超えたらその業務に関係する他の利用者や管理者に警告を与えるなど自動制御に利用することもできます。
エージェントプログラムはサーバあるいはパソコンのどちらに置いてもかまいません。Javaプログラムが動作する環境が揃っていれば十分です。
例えば、パソコン上にエージェントプログラムを置き、運用者としてグループ内の各利用者から送付されてくる電子フォームの内容を収集するために利用することができます。
データ収集とは反対に、パソコン上のデータをグループ内の利用者に送付し、返信を受取るエージェントプログラムを作成することもできます。