FNS体系化の背景

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 FNSはWeb関連機能をただ寄せ集めただけの情報システムではなく、組織の情報活用を促進する手段となることを指向しています。

 私達をとりまく環境は複雑かつ不確実になり、環境変化を正しく、すばやくとらえ組織活動に反映させることが重要となってきました。

 一方、優良な組織では次のことを着実に行っています。

(1)組織トップの意思の周知徹底

組織トップの意思が組織のすべてのメンバに周知徹底されている。

(2)ポジションの把握

組織のポジションが正しくタイムリーに把握されている。

(3)目標達成に向けての実行力

目標達成のために組織の資源を効率的に活かすことができる組織メンバがいる。

 このような組織活動の推進にとって情報活用は不可欠であり、また、情報は組織にとって最も重要な資産の一つですが、多くの組織では活かし切れていないのではないでしょうか。

 新しい価値創造のために情報を役立てる主役は人です。組織を効率よく運営するためには、多くの情報を集め、分析、討議、評価、共有しながら新しい価値創造に結びつける必要があります。価値創造のタネは意識してあるいは無意識に組織トップ、管理職、担当者に限らず殆どすべての組織メンバ、あるいは他の関連メンバ(顧客やサプライヤーなど)がもっています。また、このタネは日々変化しています。組織の内外に存在するタネの中から組織にとって最も有用なものをすくい上げ、新しい価値を創造する方向を決めるのは組織トップの意思です。そして新しい価値を創造し育てるのは関係者すべてです。

 FNSはこのような組織活動の推進に役立つように設計された情報システムです。FNS自身は情報分析ツールなどの業務アプリケーションを内蔵していませんが、業務アプリケーションや人をネットワークで連携し、情報活用を促進させるために必要な各種機能を用意しています。業務アプリケーションや人を有機的に結合させ、シナジー効果を発揮させる“コラボレーション”情報システムと見ることもできます。

 情報活用にとってWeb技術が現在のところ最も有効な手段であることに異論はないでしょう。FNSはWeb技術をフルに活用してこのような情報システムを実現しています。

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