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3.4 掲示板管理

 FNSシステムの各グループでは対話型の掲示板を使用することができます。管理者と利用者とでは掲示板の扱い方が異なります。管理者は掲示板の開設・削除などを行います。利用者は開設された掲示板を利用して、自ら新規に投稿、他利用者の発言の参照、他利用者の発言への意見を述べることができます。

 以下では管理者および利用者の掲示板の扱い方について紹介します。

(1)管理者

 管理者は自グループで掲示板を利用できるようにするために、管理者ページと利用者ページに掲示板を利用するためのURLを貼りつけます。

 管理者ページには掲示板の開設・削除などを行う掲示板管理ページのURL

https://www.domain/zone/servlet/MfUtDscbd?ope=mng_menu

へのリンクを貼りつけます。FNSシステム標準の管理者ページを用いる場合、既にこのリンクは貼られていますので、この作業は必要ありません。

 利用者ページには管理者が開設した掲示板を利用するためのURL

https://www.domain/zone /servlet/MfUtDscbd?dscbdid=bordId&tlop=top(関連構造)

https://www.domain/zone /servlet/MfUtDscbd?dscbdid=bordId&tlop=last(関連構造)

https://www.domain/zone /servlet/MfUtDscbd?dscbdid=bordId&lsop=top(到着順)

https://www.domain/zone /servlet/MfUtDscbd?dscbdid=bordId&lsop=last(到着順)

のうちのいずれかへのリンクを貼りつけます。

(ここに、www.domainFNSシステムインストール先のドメインとwwwサーバ。zoneFNSシステムの配置ゾーン。bordIdは掲示板管理ページを用いて開設した“掲示板ID”。掲示板の一覧は関連構造で扱うことも到着順で扱うこともできます。どちらを選択しても掲示板上で表示を切替えることができます。掲示板の一覧表示を先頭から表示するか、最近のものを表示するかはtopあるいはlastで指定します。これについては本節3.4(2)(c)を参照して下さい。)

 管理者は上記のURLへのリンクを貼りつけた管理者ページと利用者ページを該当グループにアップロードします。管理者は管理者ページを経由して掲示板管理ページを開きます。他方、利用者は利用者ページを経由して掲示板発言のWebページを開きます。

 管理者は管理者ページを経由して図3.4−1に示す掲示板管理ページを開きます。

図3.4−1 掲示板管理

 掲示板管理のページを使用して新規に掲示板を開設することができます。その場合、項番1.1で、開設したい掲示板のID(先頭が下線ではない半角の英数字あるいは下線からなる文字列)とタイトル(日本語文字列)とを入力し、項番1.2の開設ボタンを押下します。ここで設定した掲示板IDで、掲示板発言のWebページを示すURL内の文字列bordIdを置き換えます。このようにして、新規に掲示板を開設することができます。

 掲示板管理のページでは既存の掲示板を休止・再開、また発言を無効化あるいは有効化できます。いずれの場合も、項番2.1で操作対象の掲示板を選択し、休止する場合項番2.2の休止ボタンを押下します。休止中の掲示板に対して、表示はできますが、発言はできません。休止中の掲示板を再開するときは再開ボタンを押下します。掲示板を削除する場合は削除ボタンを押下します。掲示板の発言を無効にすることもできます。その場合、発言の取消ボタンを押下しますと、図3.4−2に示す発言取消のページが開きます。対象とする掲示板の内容を確認するには、項番2.1にある掲示板の閲覧のボタンを押下すると対象掲示板が開きます。

 

図3.4−2 発言取消

 図3.4−2の発言取消のページ上で、対象とする掲示板上の発言番号を指定し、(無効にするボタンを押下して)発言を無効にすることも、(有効にするボタンを押下して)無効となっている発言を再び有効にすることもできます。

(2)利用者

 利用者は管理者が登録した利用者ページを経由して掲示板発言一覧のWebページ(図3.4−3あるいは図3.4−4)を開きます。図3.4−3は掲示板を関連構造で表示します。図3.4−4は掲示板を到着順で表示します。

図3.4−3 掲示板(関連構造)

図3.4−4 掲示板(到着順)

 利用者は掲示板のページを使用して、既存の発言を参照することができます。例えば、発言番号00002を参照してみましょう。発言番号00002の項を選択すると図3.4−5に示す画面が表示されます。

図3.4−5 発言の参照画面

 発言の参照画面は3つのフレームから成り、上部のフレームには掲示板操作ボタンと掲示板が表示されます。中段のフレームには掲示板で選択した発言の内容が表示されます。本例では、発言番号00002の内容が表示されています。そして下段のフレームには中段のフレームに表示中の発言の発言番号と表題、それに掲示板操作ボタンが表示されます。

 上段および下段のフレームに表示される各種ボタンについて以下に説明します。

(a) 新規発言

 新規発言ボタンを押下すると図3.4−6に示す新規発言(テキスト入力)のページが開きます。

図3.4−6 新規発言(テキスト入力)

 図3.4−6のページ上で、新規発言の表題と発言内容を記入して送信ボタンを押下すれば発言は掲示板に送られます。ファイルを発言内容として送信することもできます。本Webページ上部の「ファイル転送用フォーム」と表示されたボタンを押下すれば、図3.4−7に示す新規発言(ファイル転送)ページが開きます。この場合も新規発言の表題を記入しますが、図3.4−7上の参照ボタンを押下して発言内容のファイルを選択します。そして、送信ボタンを押下するとファイルが掲示板に送られます。

図3.4−7 新規発言(ファイル転送)

 

(b) 応答発言

 図3.4−5に示す発言の参照画面で表示中の発言内容に対して応答するには下段のフレームにある「本発言への応答発言」ボタンを押下すると開かれる図3.4−8に示す応答発言(テキスト入力)ページを用います。発言内容欄に発言を入力して送信ボタンを押下すれば発言が送信されます。

図3.4−8 応答発言(テキスト入力)

ファイルを発言内容として送信することもできます。本Webページ上部の「ファイル転送用フォーム」と表示されたボタンを押下すれば、図3.4−9に示す応答発言(ファイル転送)ページが開きます。この場合、図3.4−9上の参照ボタンを押下して発言内容のファイルを選択し、送信ボタンを押下するとファイルが掲示板に送られます。

図3.4−9 応答発言(ファイル転送)

(c) 先頭、最近、上段のPre、上段のNext

 これらのボタンは発言の数が数百件以上になった場合に意味を持ちます。それぞれ次ぎの働きをします。

先頭:掲示板一覧を最も古いものから(先頭から)順に表示します。

掲示板一覧(関連構造)なら先頭から100件の発言を表示します。

掲示板一覧(到着順)なら先頭から200件の発言を表示します。

最近:掲示板一覧のうち、最近の発言を表示します。

掲示板一覧(関連構造)なら最近の90件の発言を表示します。

掲示板一覧(到着順)なら最近の190件の発言を表示します。

上段のPre:前の100件(あるいは200件)を表示します。

上段のNext:次ぎの100件(あるいは200件)を表示します。

(d) 下段のPre、下段のNext

下段のPre:現在表示中の発言番号の、直前の発言を表示します。

下段のNext:現在表示中の発言番号の、次ぎの発言を表示します。

(e) 一覧再表示

 掲示板を使用して討議中に他の利用者が発言しているかもしれません。そのために掲示板一覧を再表示させる必要があります。一覧再表示ボタンはそのような目的で使用します。

 

掲示板の制限事項

1)FNSシステムの掲示板では発言数が1から49999までに制限されます。ただし、データベースエンジンとしてHyperSonicSQLを使用したFNSシステムでは発言数は1から7499までに制限されます。

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